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2004年11月29日

ランパルとレイボヴィッツのテレマン

ジャン・ピエール・ランパル(Fl) ルネ・レイボヴィッツ(指揮) パリ・フィル
テレマン;組曲 イ短調(米Olympic、LP)
後年の再発盤、しかも御丁寧に4チャンネル・エンコードまで施して酷い音になっているものだが、レイボヴィッツの未架蔵音源がeBayに出品されていたので落札せざるべからず。
演奏自体は、今となっては時代錯誤かもしれないが、陰翳の濃い堂々たるものである。
ランパルは後にリステンパルトと再録音しており、この録音が再び日の目を見ることはないのかもしれない。
おそらく元来は1950年代初頭のモノラル録音で、いずれオリジナル盤を見つけたいものである。
カプリングはグルック;Fl協 ト長調、こちらはOCEANICレーベルのオリジナルLPを架蔵済み。

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2004年11月28日

ノットのブルックナー(第3番初稿)

ジョナサン・ノット(指揮) バンベルク響
ブルックナー;交響曲第3番(TUDOR)
ブルックナーの第3交響曲のノヴァーク第1稿(1873年)の新録音。ワーグナーからの引用を最も豊富に含む版である。
LP時代には録音されることが非常に稀だったが、デジタル初期にインバル盤(TELDEC)が登場して以来、市民権を得た感じで、先だってもナガノ盤(HMF)がリリースされた。
ノットの名前は聞き覚えがあるが、実際に演奏を聴くのは初めて。
イギリス出身というから、ブルックナー演奏にフレッシュな味わいを吹き込むのか、それとも勘違いなブルックナーになってしまうのか、興味津々。
バンベルク響はヨッフムとの来日公演以来、好きなオーケストラなので、その面でも楽しみ。
2003年12月、バンベルクのヨーゼフ・カイルベルト・ザールでの録音。

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D.R.デイヴィスのブルックナー(第4番初稿)

デニス・ラッセル・デイヴィス(指揮) リンツ・ブルックナー管
ブルックナー;交響曲第4番(ARTE NOVA)
上記ノット盤に続いてノヴァーク第1稿の新録音、こちらは第4番の1874年版である。
デイヴィス姓の指揮者はコリンアンドルーが著名なところだが、更にディーリアス;歌劇「村のロメオとユリア」録音で知られるメレディスが続き、そしてこのD.R.が数えられる。
もう二十数年前だが、斉諧生がけっこう熱心にFM放送のエア・チェックをしていた頃にしばしば登場していた(フリードリヒ・グルダか誰かと共演したベートーヴェン;P協全集か何かが記憶の隅にこびりついている)。
2002年からブルックナーの名を冠した団体の首席指揮者・音楽監督に就任しており、クルト・アイヒホルンほかによる全集(カメラータ・トウキョウ)以来のブルックナーに取り組む模様。
前記のFM放送では、かなり非正統的なドイツものを振る人だったという印象が残っているが、相当な歳月を経て、どのような音楽を聴かせてくれるのだろうか。
2003年9月16日、リンツ・ブルックナーハウスでのライヴ録音。

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ヴィーラント・クイケンのバッハ

ヴィーラント・クイケン(Vc) ピート・クイケン(Cem)
バッハ;無伴奏Vc組曲(全曲)・Gambソナタ全集(ARCANA)
ヴィーラント・クイケン満を持してのバッハ;無伴奏録音というので話題になった3枚組。
今年夏頃に発売され、購入せねばと思っていると、1枚目にノイズが混入する不良があるという情報が入ったので、良品が出回るのを待っていたもの。待ったついでに年末向けの特価になってくれたから、まず幸いか。
無伴奏組曲ではバロック・チェロではなく、モダン仕様のアマティ(とされるが偽物らしいという)と、子息フィリップ製作によるチェロ・ピッコロ(第6番のみ)を用いているところが、世人の驚愕を誘った。
もちろん演奏内容は素晴らしいという情報なので、楽しみである。
それにしても、この曲集の、ちゃんと聴いていない盤が何セット溜まっていることだろう…。(嘆)
2001年9月及び2002年6~7月の録音。

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2004年11月27日

パレーの作品集(世界初録音)

エドゥアルド・ペロン(指揮) デトロイト聖母被昇天洞窟教会管
パレー;バレエ音楽「不安なアルテミス」・弦楽交響曲(GROTTO)
 
マリオン・タナウ(Vn) ナディーヌ・デルーリー(Vc) エドゥアルド・ペロン(P) ほか
パレー;Vnソナタ・Vcソナタ・弦楽四重奏曲(GROTTO)
いつもお世話になっているWOODMANさん@ユビュ王の食卓から、CD Babyというマイナー・レーベルや自主製作盤の委託販売を専門にしているオンライン・ショップで、パレーの作品集が販売されていると教えていただいた。
これは一大事とオーダー、1週間程度で配達された。
面白いことに、オーダーのプロセスでプラスティック・ケース付きか無しかを選択できるようになっている。無しの方が送料が安くつくので、そちらで頼んでみた。CDは窓付きの紙封筒に収められ、丁寧に梱包されているので問題なく届いた。
 
2枚とも、以前からパレーの作曲の紹介に熱心に取り組んでいるデトロイト聖母被昇天洞窟教会の主任司祭ペロン師が製作したもの。
師は、パレーの娘さん(2003年に逝去された)やお孫さんとも交渉して彼の書簡や資料を収集、その作品の校訂・演奏・録音に努力し、かつ詳細なブックレットを執筆している。まことにマニアの鏡のような人物といえよう。
バレエ音楽「不安なアルテミス Artémis troublée 」(1922年)は、舞踊家イダ・ルビンシテインのために書かれ、初演の美術と衣装はレオン・バクストが担当した。
ルビンシテインは、ラヴェルボレロを作曲させたことで知られているが、当時カリスマ的な声望を博していたダンサーである。またバクストはディアギレフバレエ・リュスで活躍したことで、あまりにも有名。
パレーとバクスト、ルビンシテインとの交渉については、ペロン師のライナーノートに詳説されているので、いずれ紹介してみたい。
弦楽交響曲(1944年)は、もう一枚に収録されている弦楽四重奏曲(1919年)を、第二次世界大戦末期に指揮活動ができなくなった余暇を利用して、Cbパートを付加し弦楽合奏用に編曲したもの。
前者は2003年2月16日、後者は同年3月2日にデトロイト聖母被昇天洞窟教会で録音された。
 
Vnソナタ(1908年)は、パレーがパリ音楽院に在学していた時期、22歳の作品で、知人のVn奏者エレーヌ・ジュルダン・モランジュに捧げられた。(彼女はラヴェル;Vnソナタの被献呈者としても有名)。
ただし、初演は1920年まで待たねばならず、演奏者もジュルダン・モランジュではなかった。
かのヘンリク・シェリングは、この作品を何度も演奏し、あまりよく知られていないことを残念がっていたという。
Vcソナタ(1921年)は、親友のVc奏者ジェラール・ヘキング Gérard Hekking のために書かれ、ヘキングによって初演された(ピアノは作曲者)。この人はアムステルダム・コンセルトヘボウ管の首席奏者やパリ音楽院の教授を務めている。
この曲は1920~30年代、フランスでよく演奏されたという。
弦楽四重奏曲(1919年)は、第一次世界大戦に従軍したパレーが、ドイツ軍の捕虜となりダルムシュタットの収容所に囚われていた間に、構想された作品。リュシアン・カペーに献呈されたが、初演は上記のヘキング等が行っている。
後年、弦楽合奏用に編曲されたことは上述のとおり。
 
独奏者のうち、タナウはルーマニア生れ、1989年の革命の混乱からアメリカに渡り、1995年からはデトロイト響第2Vn奏者に加わっている。
デルーリーはフランス生れ、パリ音楽院でナヴァラに学び、のちイェール大でパリゾに就いた。1983年以来、ミシガン歌劇場管の首席奏者を務めている。

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パレーのベートーヴェン

ポール・パレー(指揮) デトロイト響
ベートーヴェン;交響曲第1・2番(英Mercury、LP)
このところパレーのMercury@英EMIプレスをeBayで揃えるプロジェクトが進行中(笑)。
当録音は、パレーを集め始めてしばらくした頃、東京出張の折りに神保町の輸入盤LP専門店で米盤を買い求めた。
接客態度の横柄さと値付けの高さで悪名が轟いていた店で(最近広告を見ないがどうしているのだろう)、前者はともかく(そう悪くはなかった)、確かに高価だった。
今回、送料を含めても通常のCD1枚程度の価格で英盤を購入でき、非常に嬉しい。音質的にも米盤を上回っている。
このベートーヴェンは、なぜかCD化されていないが、特に第1番が非常な名演。終楽章ではパレーが「エイ! エイ!」と気合を入れている声まで聞こえている。
広く聴かれれば彼のドイツ系楽曲演奏に関する評価が一変すると信じる名盤だけに、ぜひぜひCD化してもらいたいものである。
1959年1月の録音。

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2004年11月26日

ツェートマイヤーのバッハ;Vn協

トーマス・ツェートマイヤー(Vn) アムステルダム・バッハ・ゾリステン
バッハ;Vn協集 ほか(KRUPP)
某オークションにツェートマイヤーの珍しい(非売品?)音盤が出品されており、格安だったこともあって落札したもの。
クルップは有名なドイツの鉄鋼会社、そのゲストハウスらしい "Villa Hügel" で1994年3月25日に開かれたコンサートの曲目を収録している。
ただし、録音そのものは同年3月1日にアムステルダムの教会で行われたとの記載がある。ジャケットやブックレットには "Live" と表記されているので、ややこしい。
演奏されている曲目は、
バッハ;Vn協第1番 BWV1041
バッハ;Vn協第2番 BWV1042
バッハ;Vn協 ニ短調 BWV1052
バッハ;Vn協 ト短調 BWV1056
ヨハン・ベルンハルト・バッハ;序曲 ト短調 (バッハの又従兄弟)
ヘンデル;合奏協奏曲 作品3-2・4

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2004年11月25日

ツァハリアスのモーツァルト;ソナタ集

クリスティアン・ツァハリアス(P)
モーツァルト;Pソナタ全集(EMI)
このところ気になっているピアニスト、ツァハリアスがEMI時代に録音した箱物3点のうち、モーツァルトのソナタ集(CD5枚組)が未架蔵だった。
今日立ち寄った音盤屋に仏EMIがリリースした廉価盤ボックスが格安で並んでいた。このシリーズはデザインが非常に安っぽいので食指が動かず、何とか初出時のものを入手したいとオークション等で網を張ってきたのだが、あまりの安さに根負け、レジへ持っていくことにした。
さっそく、打楽器を持ち出しているという第11番第3楽章「トルコ行進曲」を聴いてみるが、ずいぶん地味な音色のシンバルが控えめに鳴っているだけだったので、ちょっと拍子抜け(笑)。
1984年6~1985年10月、ドイツ・ノイマルクトで録音された。

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2004年11月22日

ブルックナー;第8番のアダージョ異稿

内藤彰(指揮) 東京ニュー・シティ・フィル
ブルックナー;交響曲第8番(DELTA)
この曲の第3楽章アダージョの異稿(1888年頃の筆写譜、ウィーン国立図書館所蔵)による世界初演のライヴ録音である(2004年9月4日、東京芸術劇場)。
資料的な価値のみならず、演奏の質もたいへん高かったとの評を聞いており、CD化されるというので是非耳にしたいと考えていたところ、京都の音盤店にも入荷していたので購入。
この記事を書きながら、そのアダージョを聴いているが、なるほどノヴァーク第1稿(1887年)にも第2稿(1890年)とも異なる。
特にクライマックス直前では、まったく新しい音楽を聴くことができ、たいへん愉しい。
指揮者もオーケストラも実は初耳の演奏者だが、ブライトコップ新版によるベートーヴェン;交響曲全曲演奏等の活動を行っているとのこと。
ライヴ録音にありがちな音像の遠さが残念だが(少し線の細い音楽に聴こえる)、「朝比奈、ヴァント以来、最美のブルックナー演奏」という謳い文句も、あながち大げさではない優れたものだけに、広く聴かれることを望みたい。
なお、アダージョ以外の楽章は通常用いられるノヴァーク第2稿による。

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グリュミオーのモーツァルト;ソナタ集

アルトゥール・グリュミオー(Vn) ヴァルター・クリーン(P)
モーツァルト;Vnソナタ集(Philips)
CD4枚組に主要なソナタ15曲と変奏曲1曲を収めたセットが中古音盤屋に格安で出ていたので購入。
ハスキルとの有名な録音の陰に隠れてあまり高く評価されない演奏で、実際これまで買いそびれていたのだが、一度きちんと押さえておきたいと気に懸けていたもの。
1981~83年、スイス、ラ・ショー・ド・フォンで録音された。

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久保陽子のバッハ;無伴奏

久保陽子(Vn)
バッハ;無伴奏Vnソナタとパルティータ(全曲) (自主製作)
斎藤秀雄門下の優れたVn奏者の一人、久保陽子がCDの自主製作を始めたというニュースは気になっていた。
第1作の小品集は買いそびれたままになっているが、第2弾のバッハ;無伴奏全曲を店頭で見てしまったからには買わざるべからず。
1739年製グァルネリ・デル・ジェズを用いているとのこと。
2004年1~6月、水戸芸術館コンサート・ホールATMでの録音。

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ピアノ独奏による「魔笛」

シプリアン・カツァリス(P)
モーツァルト;交響曲第40番・歌劇「魔笛」(抜粋) ほか(PIANO21)
先だってWebをうろうろしていて、このピアニストのファン・ページ「ものごっついピアニスト シプリアン・カツァリス」を見つけた。
それが意識下にあったのか、店頭の試聴機に入っている当盤を手に取ったところ、「魔笛」の独奏ピアノ編曲が含まれていることに気づいた。
このオペラについてはアレンジものも愛聴しているところ、試聴してみた感じも悪くなく、是非々々と購入したもの。
「私は鳥刺し」から「恋人か女房が」まで11曲、編曲者はジョルジュ・マティアス(9曲)とビゼー(2曲)。
交響曲はフンメル編、更に「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」歌劇「後宮からの逃走」より序曲とアリアを収録している。
2004年1月、ベルギー、シャトー・ド・ドゥーランでの録音。

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2004年11月19日

コチシュのラヴェルP協ほか

ゾルタン・コチシュ(P) イヴァン・フィッシャー(指揮) ブダペシュト祝祭管
ラヴェル;P協・左手P協 ほか(Philips)
フィッシャーとブダペシュト祝祭管の音盤は聴き逃せないと思っているところ、未架蔵盤があることに気がついた。
ピアノがコチシュとあらば尚更で、是非々々と捜していたところ、某オークションに出品されたので落札したもの。
ドビュッシー;Pと管弦楽の幻想曲をカプリングしている。
1995年6月・1996年1月にブダペシュトでの録音。

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桐山さんのバッハ・第3巻

桐山建志(Vn) 大塚直哉(Cem)
バッハ;Vn作品集 Vol.3(ALM)
桐山さんの公式Webpageで新譜情報をチェックしてみると、全5巻から成るというバッハ;Vn作品集の第3巻が出ているのに気がつき、直販を申し込んだもの。
直販だと、店頭発売より1か月半ほど早く、定価から約5%割引、送料・振込手数料は先方が負担と、非常な好条件である。
(あまり宣伝しない方がいいのかもしれない、と不安になるくらいだ。)
今回の収録曲は、
同じホ長調Vnソナタ第3番無伴奏Vnパルティータ第3番を並べ、
無伴奏Vc組曲第5番のリュート用編曲である組曲 ト短調 BWV995をCemで演奏している。
ブックレットの曲目解説(大塚氏)では、バッハの自筆譜が鍵盤楽器用の大譜表に書かれていることが指摘されており、おそらくそこから発想されたものか。
更にFlソナタ ロ短調の初期稿に当たるソナタ ト短調 BWV1030aの上声部パートをVn用に再構築したものが演奏されている。
まことに充実した内容であり、残る2巻の発売が待ち遠しい。
2003年9月及び2004年8月に山梨県・牧丘町民文化ホールで録音されたもの。

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コチシュのモーツァルト

ゾルタン・コチシュ(P)
モーツァルト;Pソナタ第11・14番 ほか(HUNGAROTON)
コチシュのモーツァルト;P協は愛聴しているところ、独奏盤が某オークションに安価で出品されていたので落札したもの。
幻想曲 ハ短調をカプリングしている。
1978~80年のアナログ録音。

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2004年11月18日

アマディンダのバルトーク

アンドラーシュ・シフ(P) ブルーノ・カニーノ(P) ほか
バルトーク;2台Pと打楽器のソナタ ほか(DECCA)
先だってコチシュ(P) ほかによる同曲のCD(HUNGAROTON)を購入した際、この盤のことを記した。
アマディンダ・パーカッション・グループのディスコグラフィに掲載されている録音で、メンバーのゾルタン・ラチゾルタン・ヴァツィが参加している。
アマディンダの音盤は蒐集したいと捜していたところ、eBayに出品されているのを見つけて落札したもの。
1993年9月、ザルツブルク・モーツァルテウム大ホールでの収録。
当時シフを中心として開催されていたモント湖音楽祭に絡めて録音されたものらしい(モント湖はザルツブルク近郊の観光地)。
シフと塩川悠子によるバルトーク;Vnソナタ第1番
ロラン・フェニヴェシュ & ハンス・ハインツ・シュネーベルガー(Vn)による44のVn二重奏曲より10曲
をカプリングしている。

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2004年11月17日

イッセルシュテットのライヴ音源大量捕獲

 
EMIによる北ドイツ放送局音源のCD化、第2期分が店頭に並んだというので馳せ参じる。
セルテンシュテットも気になるが、とりあえず立伝の指揮者2人、シュミット・イッセルシュテットとマルケヴィッチ、合わせて6枚を購入。
 
ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
チャイコフスキー;交響曲第4・5・6番(EMI)
第5・6番はモノラル期にスタジオ録音があったが、初来日時の曲目に含まれていた第4番は初の音盤なので嬉しい限り。
第4番は1967年1月16日(モノラル)、第5番は1970年11月1日(ステレオ)、第6番は1965年5月23・24日(モノラル)の、それぞれライヴ録音(会場はすべてハンブルク・ムジークハレ)。
いずれも多少の古さは感じるものの良好な音質で有り難いが、第4番が2枚にまたがっているのは有り難くない。
 
ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
ドヴォルザーク;交響曲第7・9番(EMI)
両曲ともモノラル期(1953年)にスタジオ録音があったが、後年のライヴ録音が良好なステレオでリリースされたことは嬉しい限り。
第7番は1970年6月8日、第9番は1969年2月10日、いずれもハンブルク・ムジークハレで収録された。
 
ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
ワーグナー;交響曲・管弦楽曲集(EMI)
最も愛する作曲家はモーツァルトというイッセルシュテットだが、ワーグナーでも重量感のある音楽づくりが素晴らしい。
CDでは一部のSP録音やライヴが覆刻されているだけだが、モノラル期のLPには『指環』抜粋盤もあった。
今回、CD2枚組にたっぷり収録されているのは嬉しい限り。
珍しい曲目では、
交響曲 ハ長調 (1962年8月27~31日、モノラル、NDR第10スタジオ)
序曲「ファウスト」 (1971年6月30日~7月2日、ステレオ、NDR第10スタジオ)
が入っているし、有名曲では
歌劇「タンホイザー」序曲 (1967年9月20~22日、ステレオ、NDR第10スタジオ)
歌劇「ローエングリン」第1幕前奏曲・第3幕前奏曲 (1972年9月27~29日、ステレオ、ハンブルク・ムジークハレ)
楽劇「トリスタンとイゾルデ」前奏曲 (1967年9月20~22日、NDR第10スタジオ)
楽劇「マイスタージンガー」第1幕前奏曲・第3幕前奏曲 (1952年5月6日、モノラル、ハンブルク・ムジークハレ)
楽劇「神々の黄昏」より「ジークフリートの葬送行進曲」(1961年9月12~16日、モノラル、NDR第10スタジオ)
舞台神聖祝典劇「パルジファル」第1幕前奏曲(1961年10月24~26日、モノラル、NDR第10スタジオ)
いずれもスタジオ収録で、最も古い「マイスタージンガー」も弦合奏は少しザラッとしているが全体には良好、その他の曲は問題なく優秀な音質である。
 
ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響 ほか
ベートーヴェン;P協第1・4番(EMI)
ベートーヴェンのP協といえば、バックハウスと共演したDECCA録音が有名だが、これらはいずれもハンブルク・ムジークハレでのライヴ録音で、
第1番はクリストフ・エッシェンバッハ(1968年1月22日、ステレオ)
第4番はニキタ・マガロフ(1963年10月20~21日、モノラル)
が独奏を担当している。
音質は良好、このシリーズには珍しく高域よりの明るい音色である。
 
ニキタ・マガロフ(P) ハンス・シュミット・イッセルシュテット(指揮) 北ドイツ放送響
リスト;P協第2番 & チャイコフスキー;P協第1番(EMI)
上記ベートーヴェンにも名が見えるマガロフとの共演盤。どちらの曲も初の音盤となるので嬉しい限り。
マガロフはロシア生まれ、斉諧生はシゲティの女婿として記憶しているが、一般にはリパッティの後任としてジュネーヴ音楽院の教授となり、アルゲリッチはじめ多くの優秀なピアニストを育てたことで有名であろう。
リストは1961年9月12~16日のスタジオ収録(モノラル、NDR第10スタジオ)、チャイコフスキーは1959年11月30日のライヴ録音(モノラル、ハンブルク・ムジークハレ)。
音質はいずれも良好。

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マルケヴィッチ・北ドイツ放送響

イーゴリ・マルケヴィッチ(指揮) 北ドイツ放送響
ドビュッシー;交響詩「海」 & ラヴェル;「ダフニスとクロエ」第2組曲 ほか(EMI)
ラヴェルは以前、"Great Conductors of the 20th Century"のシリーズで出ているが、他はいずれも初出音源なので嬉しい限り。
もっとも、どの曲にもスタジオ録音があるあたりがマルケヴィッチで、サティ;パラードなど4種めの音盤である(苦笑)。
ドビュッシーは1971年2月15日、ラヴェルとサティは1960年2月15日、ルーセル;「バッカスとアリアーヌ」第2組曲は1965年2月20日、いずれもハンブルク・ムジークハレにおけるライヴ録音で、ドビュッシーだけがステレオ。
音質はいずれも良好、ラヴェルとサティはモノラルとは思えないくらい鮮やかなもの。

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箏による「交響譚詩」

野坂惠子(箏) ほか
伊福部昭;交響譚詩 ほか(カメラータ・トウキョウ)
先だって特撮/怪獣オタク系サイトを覗いていると、伊福部昭米寿記念演奏会(2002年5月19日、紀尾井ホール)の記事が目にとまった。
演奏会では石井真木(指揮) 新響「土俗的三連画」「シンフォニア・タプカーラ」を奏でたというが、それはさておき。
終演後に隣接のホテルで催された「米寿を祝う会」の席上、交響譚詩の2面箏版が演奏され、圧倒的な感銘を受けたとのこと。
斉諧生は確かに血湧き肉躍る「SF交響ファンタジー第1番」も大好きなのだが(苦笑)、伊福部作品の中でも最も普遍性の高い傑作は「交響譚詩」ではないかと思っている(愛惜佳曲書参照)。
その異版とあっては聴かざるべからずと捜してみると当盤の存在が判明、店頭では見当たらないので山野楽器にオーダーしたもの(2,500円以上送料無料なので助かる)。
正式な曲名は「二十五絃箏甲乙奏合 交響譚詩」野坂の委嘱によって書かれ、2001年11月5日に津田ホールで録音(ライヴ?)されたもの。
低二十五絃箏は小宮瑞代が担当している。
その他、
肥後一郎;二十五絃箏独奏のための咒言歌
高橋悠治;「橋をわたって」・「さむしろ」
加古隆;「水底の風」・「エンプティー・トランス」
を収録。

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2004年11月15日

フェドトフのショスタコーヴィッチ

マキシム・フェドトフ(Vn) アレクサンドル・ヴェデルニコフ(指揮) ロシア国立響
ショスタコーヴィッチ;Vn協第1・2番(TRITON)
eBayに出品されていたショスタコーヴィッチのCDについて、例によって工藤さんのレビューをチェックしてみると、
第1番
大変しっかりとした出来。(略)しかし、第1楽章の瞑想や第3楽章の慟哭が今一つ表現しきれていないのが惜しい。
と今ひとつだったが、第2番
非常に立派な演奏。技術的には全く安心して聴くことができるし、フェドトフの音色もこの曲によく合っている。この曲の美しさが素直に表現されているのが大変好ましい。
と高い評価。
これは聴かざるべからずと落札したもの。
日本盤の逆輸入(?)になるのかと思っていたが、米プレスでブックレットにも日本語の頁はない。
1995年12月、モスクワ音楽院大ホールでの録音。

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チュマチェンコのグリーグ

ニコラス・チュマチェンコ(Vn) ダニエル・レヴィ(P)
グリーグ;Vnソナタ第1~3番(EDELWEISS)
日本での知名度はあまり高くないが、紛う方なき実力派ヴァイオリニストの一人、チュマチェンコの未架蔵盤がeBayに出品されていたので落札したもの。
1990年、ヴェネツィアでの録音。

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ベイヌムのシベリウス

ヤン・ダーメン(Vn) エドゥアルド・ヴァン・ベイヌム(指揮) ロンドン・フィル
シベリウス;Vn協(英DECCA、LP)
あまり見かけない(CD化されていないように思う)シベリウス;Vn協のLPがeBayに出品されていた。
ベイヌムのシベリウスには「エン・サガ」・「タピオラ」の名盤があり(伊東さんのレビュー参照のこと)、Vn協の管弦楽パートもぜひ聴いてみたいと落札したもの。
ヴァイオリニストは1940年代後半~50年代後半にアムステルダム・コンセルトヘボウ管のコンサートマスターを務めていた人とのこと。
これでオーケストラがコンセルトヘボウでないのは不思議でならない。何か契約上の問題でもあったのだろうか?
おそらく1950年頃のモノラル録音。
なお、ダーメンのシベリウスには、モントゥーの指揮でコンセルトヘボウが付けたライヴ盤(Audiophile)があった。
先日、ふと読み返した『手塚治虫 マンガ音楽館』(ちくま文庫)に、「0次元の丘」という短編が収録されている。
臨死体験や転生、前世の記憶を採り上げ、併せてベトナム戦争を告発した作品である。巻末のデータによると『少年サンデー』1968年3月30日号掲載とのこと。
興味深いのは、登場する子どもたちが前世の記憶を甦らせる鍵になっているのが、「エドアルド・フォン・ベルヌ」なる指揮者が録音したシベリウス;「トゥオネラの白鳥」のLP。
手塚治虫はピアノをよく弾き、執筆中もチャイコフスキーあたりのLPをかけっぱなしにしていたという。
もしかしたら、ベイヌム指揮のシベリウスを聴きながら、この作品の想を練ったのかもしれない…などと考えている。

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2004年11月14日

メンデルスゾーン;弦楽のための交響曲

コンチェルト・ケルン
メンデルスゾーン;弦楽のための交響曲(全集)(TELDEC)
以前、宮城谷昌光 『クラシック 私だけの名曲 1001曲』(新潮社)を読んでいて気になった盤。
コンチェルト・ケルンの全集を聴いて、すごい、と唸った。そうとしかいいようがない。なみの迫力ではない。これをしのぐ盤は、あと三十年はでないであろう。
3枚組のうち1枚だけは架蔵していたので、全集盤を買い直すか残り2枚を買い足すか思い迷っていた。
今日、本業の用務先のすぐ近くに中古音盤屋があり、約束の時間まで5分ほど(汗)余裕があったので立ち寄ったところ、格安で並んでいたので急ぎレジへ持っていったもの。
1994年7月、1995年11月、1996年3月にケルンで録音された。

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2004年11月13日

ルーディンのチャイコフスキー

アレクサンドル・ルーディン(Vc & 指揮) ムジカ・ヴィヴァ室内管 ほか
チャイコフスキー;弦楽セレナード・ロココ変奏曲 ほか(LE CHANT DU MONDE)
このところ蒐集しているロシアの実力派チェリスト、ルーディン氏の音盤をアリアCDさんにオーダーしていたもの。
標記セレナードはルーディン氏の指揮、あとはロココ変奏曲と「アンダンテ・カンタービレ」奇想的小品 (Pezzo capriccioso)夜想曲でVcを演奏している(指揮はニコライ・アレクセーエフという人)。
1992年11月及び1993年6月(セレナードのみ)、モスクワで録音された。
実際には3枚組で、残りは
マルク・ゴレンスタイン(指揮) ロシア響
幻想序曲「ロメオとジュリエット」・「テンペスト」・「ハムレット」
イリヤ・グルベルト(Vn) ヴァレリー・シナイスキー(指揮) モスクワ・フィル
Vn協・憂鬱なセレナード ほか

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ルーディンのミヤスコフスキー

アレクサンドル・ルーディン(Vc) ヴィクトル・ギンズブルク(P) ムジカ・ヴィヴァ室内管 ほか
ミヤスコフスキー;Vc協・Vcソナタ第1・2番(CELLO CLASSICS)
アリアCDさんにオーダーしていたルーディン氏の音盤、その2。
ミヤスコフスキーのVc作品はあまりポピュラーではなかったが、ここ数年トルルス・モルクマイスキーらがメジャー・レーベルからリリースしている。
ロシア風情緒纏綿の音楽ゆえ、地元ルーディン氏の独奏で味わってみたい。
なお、アンドレイ・ゴロヴィンなる人が協奏曲の指揮を執っている。
録音は3曲ばらばらで、1981年(ソナタ第1番)、1984年(ソナタ第2番)、2003年(Vc協)。

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イザベル・ファウストの新譜

イザベル・ファウスト(Vn) ペーター・ルンデル(指揮) バイエルン放送響
フェルドマン;「Vnと管弦楽」・「コプトの光」(col legno)
上記ルーディン氏の音盤と同じくアリアCDさんにオーダーしていたもの。
ファウストの音盤も、聴き逃せない。思えば両人とも今年1月に大和郡山市のミラーズ・フェスティバルで実演に接したのだから、同じ日に届くのも奇縁か。
「Vnと管弦楽」は1979年の作品、約50分。「コプトの光」は1985年の25分ほどの作品で、前にギーレン盤もあった。
録音は前者が2001年2月2日、後者は2002年11月15日、ともにミュンヘン・ヘルクレスザールでのライヴ録音。

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フォーレ;P五重奏曲第2番

ナッシュ・アンサンブル
フォーレ;P五重奏曲第2番・Vnソナタ第1番 ほか(crd)
中古音盤堂奥座敷で採り上げて以来、愛好して已まない作品となったハ短調の五重奏曲。
未架蔵盤が某オークションに出品されていたので落札したもの。
メンバーはマルシア・クレイフォード(Vn)、エリザベス・レイトン(Vn) ロジャー・チェイス(Va)、クリストファー・ヴァン・カンペン(Vc)、イアン・ブラウン(P)。
Vnソナタはクレイフォードとブラウンが演奏しており、更に組曲「ドリー」(2台)をカプリングしている。
録音年月が明記されていないが、マルPは2001年となっている。

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2004年11月12日

飯守氏のブルックナー;第6

飯守泰次郎(指揮) 東京シティ・フィル
シューマン;交響曲第4番 & ブルックナー;交響曲第6番(fontec)
飯守さんのブルックナーは聴き逃せないと思いつつ、国内盤新譜ということで先送りしていた第6番を、音盤店のポイントが貯まったのを機に入手。
この記事を書きながらアダージョ楽章を聴いているが、弦合奏がやや非力ながらも清澄なブルックナーで好ましい。早く実演に接したいものだ。
しばしば関西フィルに来演しておられるのだが、その日に限って本業の都合が悪かったりして、まだ一度も聴けていない。
シューマンは2003年3月7日(東京芸術劇場)、ブルックナーは同年1月9日(東京文化会館)でのライヴ録音。
CD2枚組でレギュラー1枚分の価格なのは有り難い。

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2004年11月11日

エーネスのダラピッコラ

ジェームズ・エーネス(Vn) ジャナンドレア・ノセダ(指揮) BBCフィル
ダラピッコラ;「タルティーニアーナ」 ほか(CHANDOS)
最近評判の指揮者の新譜だが、それよりもエーネスの独奏と、オペラ;「囚われ人」がきっかけで好きになったダラピッコラを聴きたいと思い、購入。
エーネスも最近このレーベルから何枚かリリースしているようで、それらもいずれ入手せねば…。
標記作品は題名どおりタルティーニの作品から主題を採ったもの(1951年)。例えばストラヴィンスキー;プルチネッラのような擬古的作風で、セルゲイ・クーセヴィツキー夫妻の追憶に捧げられた。
その他、
ピッコラ・ムジカ・ノットゥルナ管弦楽のための変奏曲管弦楽のための2つの小品バレエ音楽「マルシア」による交響的断章を収録。いずれも1950年前後の作曲である。
2004年4月、マンチェスターでの録音。

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ラフマニノフとショスタコーヴィッチのVcソナタ

レオニード・ゴロコフ(Vc) ニコライ・デミデンコ(P)
ラフマニノフ;Vcソナタ & ショスタコーヴィッチ;Vcソナタ ほか(ASV)
この2曲をカプリングした音盤を見ると、どうしても買わずにはいられない(苦笑)。
ゴロコフは以前シューベルト;幻想曲をチェロで演奏したCDがあったが、実はあまり強い印象を受けなかった。
出身地ロシア(今はイギリス国籍らしいが)のレパートリーで面目一新してほしいところ。
シュニトケ(シャフラン編);古い様式による組曲をフィルアップ、2004年2月にサセックス・プルバラで録音されたもの。

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2004年11月10日

アンゲルブレシュトの「夜想曲」(SP)

デジレ・エミール・アンゲルブレシュト(指揮) ドビュッシー音楽祭管
ドビュッシー;夜想曲 ほか(米COLUMBIA、SP)
アンゲルブレシュトの未架蔵音源がeBayに出品されていたので気負って応札、目出度く入手したもの。
録音データ不詳、オーケストラの名称も怪しく、もしかしたらLPで出た音源のSP版というおそれが無くもないが、SP4枚の最終面に
ドビュッシー;「聖セバスチャンの殉教」よりファンファーレ
デュカス;「ラ・ペリ」よりファンファーレ
が入っているので、おそらくSPオリジナルと推測している。
本来なら聴き比べて判断すべきところだが、SPの再生にはカートリッジの付け替えなど手間と時間がかかるので、申し訳ないが他日の宿題とさせていただきたい。

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2004年11月09日

宇野功芳・日大管の「第九」

宇野功芳(指揮) 日本大学管 ほか
ベートーヴェン;交響曲第9番「合唱」(自主製作)
宇野師指揮盤中、未架蔵の大物、長年捜してきた日大オーケストラとの「合唱」を、遂に入手。
1984年12月14日、練馬文化センターでのライヴ録音で、近衛秀麿による改訂版を用いたことでも話題になった。
解説によれば、必ずしも近衛版そのままではなく、
やりすぎと思われる一面があり、指揮者・宇野功芳の意向により、ティンパニー、ピッコロを原譜通りに演奏いたしました。
とのことである。また、それに続けて、
テンポの変化、音の強弱等に、これまでの『第九』では聞くことのできない部分がありますが、これも近衛版とは関係なく宇野功芳独自の解釈によるものです。新しい解釈による重厚なオーケストラの響きをお楽しみください。
とあるのが微苦笑を誘う。
某オークションで落札したもの。出品者は当日の演奏会を聴かれた方らしく、プログラムやチケットが添付されていた。

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2004年11月08日

シリアクスのステーンハンマル

セシリア・シリアクス(Vn) ハンヌ・コイヴラ(指揮) ヴェステロス・シンフォニエッタ
シベリウス;6つのユモレスク & ステーンハンマル;2つのセンチメンタル・ロマンス ほか(INTIM MUSIK)
日々更新を楽しみに拝読しているat the end of the dayでリリースを知ったCD。
シリアクスの新譜が出るという話は耳にしていたが(ノルディックサウンド広島)、ステーンハンマルが含まれているとは望外の喜び、居ても立ってもいられずレーベルの公式Webpageからオンラインでオーダーしたもの。
Ondineレーベルのように数日でとは行かなかったが、約10日で到着。
収録曲は標記2曲のほか、
ニルセン;ロマンス op.2(Ob作品からの編曲)
スヴェンセン;ロマンス
ネルソン;踊りと歌
ネルソンは1965年アメリカ・メリーランド生れ、1992年以来スウェーデンで活動しており、この曲はヴェステロス・シンフォニエッタからの委嘱作品とのこと。
オーケストラは1883年創立、スウェーデンでも古い団体という。約30人の楽員からなる室内管で、同時代作品の演奏にも熱心に取り組み、毎年最低1曲は新作を委嘱するのだそうな。
2004年1月及び5月、ヴェステロス・コンサートホールでの録音。

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コルボの「ヴェスペレ」旧録音

ミシェル・コルボ(指揮) ローザンヌ声楽・器楽アンサンブル
モンテヴェルディ;聖母マリアの夕べの祈り(Warner)
コルボの旧録音に当たる、このバッハ以前の音楽のうちで最も偉大な作品(と信じる)を世に知らしめた名盤が、ようやくCD化された(少なくとも輸入盤では初めての筈)。
斉諧生がこの曲を聴きたいと思ったのは宇野功芳師の著作によってであったが、その際宇野師が引用したのが菅野浩和;『神の歌 人の歌』(帰徳書房)
その菅野氏が絶讃を捧げていたのがこの演奏で、
何の予備知識もなく、一聴して忽ち心を奪われたのがコルボの『夕べの祈り』である。
しばらくの間は、寝ても覚めてもこの曲のどこかの部分が耳に鳴り、この曲以外のどんな音楽も虚ろにしか響かない日々が、来る日も来る日も続いた。
コルボが1980年代初めにデジタル再録音をリリースしたこともあって、この1966年録音盤は入手が難しくなり、古い国内盤を中古で入手しただけだったが、ようやく輸入盤CDを買い求めることができた。
"apex"シリーズ、2枚組で1,000円強というのも有り難い。

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2004年11月03日

ギーレン;ブルックナー第8のリマスタリング盤

ミヒャエル・ギーレン(指揮) 南西ドイツ放送響
ブルックナー;交響曲第8番 ほか(hänssler)
以前INTERCORDレーベルからCDがリリースされた架蔵済み音源だが、hänsslerから出たものはリマスタリングで音質が改善されているという話だったので、買い換えを考えていた。
アリアCDさんのセールで格安になっていたのを機にオーダーしたもの。
なるほど、多少音像が鮮明になり、音に力がある。買い直した甲斐があった。
1990年12月、バーデンバーデンのハンス・ロスバウト・スタジオでの録音。
フェルドマン;「コプトの光」(1997年12月録音)をフィルアップ。

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小林研一郎・日フィルの自主製作盤

小林研一郎(指揮) 日本フィル ほか
「管弦楽名曲集 III」(日本フィル自主製作)
小林研一郎のライヴ音源が日フィル自主製作盤で発売されたので聴かざるべからず。
会場販売を当て込んで作ったような名曲集で、ホルスト;「木星」(ジェイムズ・ロッホラン)やエルガー;行進曲「威風堂々」第1番(オッコ・カム)、チャイコフスキー;弦楽セレナード(渡邉暁雄)といったポピュラー作品を収めている。
コバケンではグリンカ;歌劇「ルスランとリュドミラ」序曲(1998年4月26日)、マスカーニ;歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲(2001年3月10日)、ラヴェル;ボレロ(2003年1月12日)の3曲。
これもアリアCDさんから。

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ペレーニ師のヴィヴァルディCD化

ミクローシュ・ペレーニ(Vc) アルバート・サイモン(指揮) リスト音楽院管
ヴィヴァルディ;Vc協集(Hungaroton)
ペレーニ師のLP録音のうち未CD化だったものが1点、覆刻されたのでアリアCDさんから購入した。
変ホ長調 RV408ト長調 RV413ロ短調 RV4242Vc協 ト短調 RV531を収録。
1976年6~7月にブダペシュトで録音されたもの(今回ようやく録音データが明確になった)。

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2004年11月02日

ヤンソンスのシベリウス;第1交響曲

マリス・ヤンソンス(指揮) バイエルン放送響
シベリウス;交響曲第1番 ほか(Sony Classical)
バイエルン放送響の首席指揮者に転じたヤンソンス、以前オスロ・フィルと何曲か録音していたシベリウスを、新しい手兵と再録音したので購入。
ワーグナーあるいはチャイコフスキーの影響の強いこの曲ならば、ドイツのオーケストラでも違和感がないのではないか。
ブリテン;青少年のための管弦楽入門ウェーベルン;夏風の中でをカプリングしている。
シベリウスは2004年4月(ヘルクレス・ザール)、ブリテンは2003年10月、ウェーベルンは2004年6月(いずれもガスタイク)での録音。

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2004年11月01日

江藤俊哉のバロック作品集

江藤俊哉(Vn) ウラディミール・ソコロフ(P)
タルティーニ;Vnソナタ「悪魔のトリル」 ほか(米DECCA、LP)
江藤氏のデビュー録音というバロック作品集がeBayに出品されていたので落札してみた。
標記のほかタルティーニ;Vnソナタ「見捨てられたディド」ヴィヴァルディ;Vnソナタ イ長調コレッリ;Vnソナタ ハ長調を演奏している。
録音データは明記されていないが、江藤氏の在米期間は1948~1961年、レコードの作りからするとその終わり頃のものではなかろうか。
ジャケット写真の姿の若いこと!
当盤はモノラルだが、ステレオ盤が存在するようだ(残念)。

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