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2005年11月28日

第6回「北方の鼓動」コンサートライヴ

テラ弦楽四重奏団 ほか
柴田南雄;弦楽四重奏曲第2番 ほか(北方音楽展委員会)
先に早坂文雄作品をお世話いただいた北方音楽展委員会さんの自主製作盤(CD-R2枚組)。
今年10月9日、北海道立釧路芸術館で開催された「第6回 北方の鼓動 レクチャーコンサート」のライヴ録音である。
同会の賛助会員(年会費2,000円)に頒布されるものであるところ、標記柴田作品が収録されているというので、会費をお支払いするということでお送り願ったもの。
柴田作品のほか、松平頼則;FlとPのソナチネ(1936年)、平尾貴四男;P五重奏曲「春麗」(1945年)、黛敏郎;オール・デ・ウーブル(1947年)などが収録されている。
(詳細は公式Webpage参照。)
 
柴田作品は、1947年、柴田師がまだ12音音楽を手がける前、諸井三郎の薫陶を受けて後期ロマン派の影響が色濃い時期の曲(作品5)。
自伝『わが音楽 わが人生』(岩波書店)には、この曲についての言及がなく、おそらく「西洋音楽史演習時代」の習作と考えておられたのだろう。
もっとも第1楽章冒頭の歌謡的な主題など実にロマンティックで美しく、第2主題の出し方など、ふとフランクかシベリウスあたりを連想した。
また第2楽章の抒情味も、若書きと片付けてしまうには惜しいものだし、終楽章の軽やかさは上機嫌なドヴォルザーク、とでも喩えようか。
演奏者は札幌を中心に活動しておられる団体とのことだが、譜面を音にしてみました、というに留まらない、熱のこもった打ち込みぶりが素晴らしい。
 
同時に頂戴した当日のパンフレットも20頁を超す分厚さで、作品紹介のみならず各作曲者の年譜や作品表まで付されている充実したもの。
企画や演奏の充実ぶりとも併せ、素晴らしい音楽の営みが行われている釧路の街が羨ましく思われる。

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2005年11月27日

マヌージアンのバッハ無伴奏

ヴァータン・マヌージアン(Vn)
バッハ;無伴奏Vnソナタとパルティータ(全曲)(University of Wisconsin-Madison School of Music)
この曲集に関していつもいつもお世話になっているT.S.さんのWebpage(10月7日の項)で御教示いただいたCD。
記事に従い、amazon.co.jpに注文したところ、約6週間で到着した。書籍扱いなのは、発売元が大学だからだろうか。
マヌージアンはアルメニア人の両親のもとバグダッドに生まれ、パリ音楽院でエネスコのマスタークラスに、ジュリアード音楽院でガラミアンに学び、アンセルメ時代のスイス・ロマンド管のコンサートマスターを務め、同管の来日公演にも参加したとのことである。
1980年以降、ウィスコンシン大学マディソン校音楽学部で教鞭を執っているとのこと。
T.S.さんのコメントによれば、
果敢に表現に挑戦し,そのスピード感ある前向きな流れに圧倒される曲, 雄大で深みある表情を持つ曲など,感銘を受ける曲がいくつもあります。
とのこと、期待したい。
録音データは記載されていないが、マルCは2004年。1747年製J.B.ガダニーニをA=420Hzで調弦して演奏していると特記されている。

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2005年11月24日

ガイヤールのブリテン

オフェリー・ガイヤール(Vc) ヴァネッサ・ワーグナー(P)
ブリテン;Vcソナタ・無伴奏Vc組曲第2・3番(ambroisie)
ブリテン作品を集めた意欲的なCD。新譜の時から注目していたが買い損ねていたところ、eBayで安価に出ていたので落札したもの。
ブックレットが欠けていたので出品者に連絡したところ、「申し訳ない、安部公房の小説に栞がわりに挟んでいたのを、今朝がた見つけて『あちゃー』と思ったところだった。明日送るのでよろしく」という返事が返ってきた(笑)。

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2005年11月22日

マークと都響のライヴ

ペーター・マーク(指揮) 東京都響
モーツァルト;交響曲第38番 & メンデルスゾーン;交響曲第3番 ほか(fontec)
東京都響の「創立40周年記念シリーズ」の新譜が出ていた。4点(というかシリーズ全11点)とも揃えたいところだが、どうしても聴き落とせない指揮者に限り2点を購入。
このCDはマークの十八番といっていいモーツァルトとメンデルスゾーンを並べ(標記以外に「フィンガルの洞窟」をフィルアップ)、しかもモーツァルトは1984年6月9日、メンデルスゾーン2曲は1993年4月21日と、名匠晩年の境地を聴かせてくれるだろう点、まさしく期待せざるべからず。

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フルネと都響のライヴ

ジャン・フルネ(指揮) 東京都響 ほか
ドビュッシー(コンスタン編);「ペレアスとメリザンド」による交響曲 & フローラン・シュミット;詩篇第47番 ほか(fontec)
来月には都響と引退公演を行うフルネの音盤は聴き逃せない。
特にフローラン・シュミットは実演(1992年12月8日)をサントリー・ホールで聴いており、思い出深い。
(翌日、同じホールで宇野功芳師がベートーヴェン;「合唱」を指揮するのに合わせて東京に行ったのである。)
標記2曲のほかラモー(ジュヴェール編);組曲「カストールとポリュックス」をカプリング。
「詩篇」では松居直美(Org)、佐藤しのぶ(Sop)、関屋晋(指揮) 晋友会合唱団が共演している。
ドビュッシーは1985年12月5日、ラモーは1995年12月20日のライヴ録音。

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ノラスのブリス

アルト・ノラス(Vc) パーヴォ・ベリルンド(指揮) ボーンマス響 ほか
ブリス;Vc協 ほか(EMI)
ノラス師匠の未CD化音源の覆刻、逃すべからずと購入。
ブリス作品の2枚組で、チャールズ・グローヴズ(指揮) ロイヤル・フィルによる色彩交響曲ヴァーノン・ハンドリー(指揮) ロイヤル・リヴァプール・フィルによる組曲「アダム・ゼロ」などを収録している。
Vc協は1976年6月、サザンプトンのギルドホールで録音された。
ノラス師匠のEMI録音では、シルヴィア・ケルセンバウム(P)とのショパン;Vcソナタも未CD化、早期の覆刻を願いたい。

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ハインリヒ・シフのベートーヴェン全集

ハインリヒ・シフ(Vc) ティル・フェルナー(P)
ベートーヴェン;Vcソナタ全集(Philips)
昨年、ペレーニの新全集が出て以来、あれこれ集めているベートーヴェン。
買いそびれていたシフ盤が某オークションに安価で出ていたので落札したもの。
1998年11~12月、ウィーンのユーゲントシュティルテアターで録音された。使用楽器は1711年製ストラディヴァリウス「マーラ」及び1739年製モンタニャーナ「眠れる森の美女」。

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2005年11月21日

宇野功芳師の「新世界より」

宇野功芳(指揮) アンサンブルSAKURA
ドヴォルザーク;交響曲第9番 ほか(自主製作)
今年1月22日に行われた宇野師とアンサンブルSAKURAのコンサートのライヴ録音盤が届いた。
今回のCDはオーケストラの直販・完全予約制で製作された模様。CD-R仕様でジャケットは12cm四方・両面印刷1枚きりという簡素な造りである。
当日本番では、標記ドヴォルザークとモーツァルト;交響曲第25番ベートーヴェン;序曲「レオノーレ」第2番が演奏されたが、当盤ではモーツァルトが省略されている。
川口総合文化センター・リリア「音楽ホール」でのライヴ録音。
なお、湧々堂さんのWebpageに、この演奏会の直前(2004年12月26日)に行われたインタビューを含む演奏家特集 宇野功芳 & アンサンブルSAKURAが掲載されている。

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「七人の侍」管弦楽編曲版!

波塚三恵子(P) 本名徹次(指揮) オーケストラ・ニッポニカ
早坂文雄;P協第1番 & 映画「羅生門」の音楽 ほか(北方音楽展委員会)
Web上をうろうろしていたら、「北方の鼓動」の公式Webpageに行き当たった。
トップページに当CDの告知があり、これはぜひ聴きたいと思い、メールで頒布をお願いしたところ、さっそく送付してくださったもの。
先だってNAXOSからリリースされたP協映画「羅生門」の音楽に加えて、池辺晋一郎氏の編曲による「『七人の侍』ファンタジー」が収録されているのである。
映画に使われた楽譜を整理し、池辺氏の手によって約17分の管弦楽曲にまとめられた音楽で、冒頭、ティンパニの連打による「野武士のテーマ」からすでに映画のシーンが脳裡に浮かぶが、続いて「侍のテーマ」が金管に出ると、もう、涙々。
そのあとも名場面の名音楽が綴られて、最後はもちろん「侍のテーマ」で盛り上がる。
池辺氏によれば、最初は作曲者による楽譜を並べ替えればよいのだろうと思っていたが、実際には場面ごとに編成がまちまちだったので、一般的なオーケストラの楽器編成に合わせて書き直したとのこと。
これまで、演奏時間5分程度の本名・日本フィル盤や、オーケストラ編成が薄い薄い佐藤勝盤で欲求不満に陥ってきたが、ようやく胸のつかえが下りる音盤が登場した。このスコアが広く演奏され聴かれることを願ってやまない。
更に伊福部昭;絃楽オーケストラのための「日本組曲」が演奏され、映画評論家の西村雄一郎氏によるレクチャー(一部に池辺氏も参加)の録音も収録されている(CD2枚組)。
2005年3月13日、釧路市まなぼっと幣舞大ホールでのライヴ録音。

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2005年11月20日

オッテルローとシドニー響のブラームス

ヴィレム・ファン・オッテルロー(指揮) シドニー響
ブラームス;交響曲第4番 ほか(自主製作、LP)
eBayでオッテルローの未架蔵盤が出品されていたので落札したもの。
やけに送料が高くつくと思ったら、LP1枚が厚さ4cmほどもあるビロード貼りの豪華ケースに収められている。どうやらシドニー・オペラハウスの落成記念か何かに造られた記念品らしい。ケースの表には例の貝殻状の建物のレリーフまで付いている。
カプリングにワーグナー;「マイスタージンガー」第1幕前奏曲
1973年7月、オーストラリア放送協会による録音。

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2005年11月18日

バシュメトのショスタコーヴィッチop.110a

ユーリ・バシュメト(指揮) モスクワ・ソロイスツ
ショスタコーヴィッチ;室内交響曲 ほか(onyx)
見れば買う曲、ショスタコーヴィッチ(バルシャイ編);室内交響曲op.110aの新録音、しかもバシュメトの指揮。期待せざるべからず。
世界初録音というスヴィリドフ;室内交響曲と、ヴァインベルク;室内交響曲第1番をカプリング。
2005年6月、ベルリンのノイハルデンベルク城で録音された。
なお、日本語帯には「ユーリ・バシュメト(指揮 & ヴィオラ)」と印刷されているが、ブックレットには "Yuri Bashmet - Director" としか書かれていないので注意されたし。

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ドヴォルザーク;チェロ協奏曲の秘密

ヤン・フォーグラー(Vc) デイヴィッド・ロバートソン(指揮) ニューヨーク・フィル ほか
ドヴォルザーク;Vc協 ほか(Sony Classical)
尊敬する山崎浩太郎さんの可変日記(11月15日の項)を拝読して驚愕。
「斉諧生一押しの新進チェリスト」フォーグラーによるドヴォルザークの録音が出ているという(しかも当「音盤志」の御紹介までしてくださった。深謝申し上げる)。
これは捨て置けないと、仕事が終わってから大阪へ走り、梅田の大手輸入盤取扱店で購入したもの。
「ドヴォルザーク;チェロ協奏曲の秘密」と題されたアルバムで、アンゲリカ・キルヒシュラーガー(Sop) ヘルムート・ドイチュ(P)によるドヴォルザークやフォスターの歌曲がカプリングされている。
ドイツ・ソニーのローカルリリース盤らしく、ブックレットがドイツ語のみなので、「秘密」の由縁がまだ読めていないが、例の第2楽章に引用されている歌曲「私にかまわないで」がキルヒシュラーガーの歌とチェロ独奏版の両方で収められている。
また、フォスター;金髪のジョニーが歌われていたりドヴォルザーク;ジプシーの歌の全7曲がソプラノ独唱とチェロ編曲と交互に演奏されていたり、面白そうな構成になっている。
協奏曲は2004年12月ニューヨークのエイヴリー・フィッシャー・ホール、歌曲等は2005年5月ウィーンのバウムガルトナー・カジノで録音された。

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ナディア・ブーランジェへのオマージュ

ナディア・ブーランジェ(指揮) ほか
「ナディア・ブーランジェへのオマージュ」(CASCAVELLE)
ナディア・ブーランジェのSP音源を集大成・覆刻したCD2枚組。

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2005年11月16日

アレッサンドリーニのブランデンブルク

リナルド・アレッサンドリーニ(指揮) コンチェルト・イタリアーノ
バッハ;ブランデンブルク協(全曲)(naïve)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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柴田先生作曲の校歌

堀俊輔(指揮) 静岡フィル ほか
柴田南雄;聖光讃歌(自主製作)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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2005年11月15日

大阪センチュリー響の小品集

関谷弘志(指揮) 大阪センチュリー響
「センチュリー・ショーケース」(KARPATIA)
MUSIKarpatiaより
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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セデルケニの無伴奏アルバム

ナンドール・セデルケニ(Vn)
バルトーク;無伴奏Vnソナタ ほか(KARPATIA)
MUSIKarpatiaより
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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2005年11月14日

リステンパルトのモーツァルト

ミシェル・ボーグナー(P) カール・リステンパルト(指揮) ザール室内管
モーツァルト;P協第25・27番(Conifer)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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2005年11月13日

ストックホルム・フィルの島津製作所自主盤

アラン・ギルバート(指揮) ストックホルム・フィル
チャイコフスキー;交響曲第5番 ほか(島津製作所)
昨年のストックホルム・フィル来日公演は、田中耕一氏のノーベル賞受賞と絡めて(授賞式の奏楽を担当したオーケストラという縁で)島津製作所が創立130周年記念に協賛していた。
いつも愛読させていただいているえすどぅあさんによれば、2004年9月24日のサントリー・ホール公演には、田中氏もホスト役の一人として出席しておられたとのこと。
当CDは、この協賛事業の記録として製作されたもので、実際にはオクタヴィアが担当している。
収録曲は標記チャイコフスキーのほか、マルティンソン;「A.S.の追憶」とアンコールのベールヴァルド;歌劇「エストレッラ・デ・ソリア」序曲を収録している。斉諧生的には、むしろこの2曲が目的だ。
困ったことに録音データが明記されていないが、曲目等からは上記9月24日のサントリー・ホール公演だと推測される。
(9月23日の横浜と29日の富山はメインがブラームス、9月26日のサントリーと30日の札幌はメインがブルックナー、9月28日の伊那と10月1日の京都はマルティンソンが外れている。9月25日の豊田公演が同一曲目だが、オクタヴィアが愛知まで出張したとするより録り慣れたサントリー・ホールで収録したとする方が自然)。
それにしても、この日のアンコール曲がステーンハンマル;カンタータ「歌」より間奏曲でなかったのが惜しまれる(26日のサントリーなどでは演奏)。
某オークションで落札したもの。

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2005年11月12日

ルルー(Ob)のモーツァルト

フランソワ・ルルー(Ob) ほかジョン・ネルソン(指揮) アンサンブル・オーケストラ・ド・パリ ほか
モーツァルト;Ob協・Hrn協・Cl協 ほか(Virgin)
休日出勤(出張)の帰りに音盤店に立ち寄る。
以前、大阪センチュリー響との実演を聴いて感心したルルーのモーツァルト新録音が出ていたので購入(Pierre Veranyに旧録音があった)。
このCDでは" K.271k "という表記になっているが、要するにFl協第2番から復元されK.314として演奏されてきた曲と同じものである。
カプリングはポール・メイエ(Cl)によるCl協ダヴィド・ゲリエ(Hrn、Trp)によるHrn協第4番及びレオポルト・モーツァルト;Trp協
2005年3月、パリのノートル・ダム・ド・リバン教会での録音。

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グリモー、モルク、サロネン

エレーヌ・グリモー(P) トルルス・モルク(Vc) エサ・ペッカ・サロネン(指揮) ドレスデン・シュターツカペレ ほか
シューマン;P協 & ブラームス;Vcソナタ第1番 ほか(DGG)
グリモーのDGG録音第3弾は、シューマン、クララ・シューマン、ブラームスという、三角関係のカプリング。
サロネンがドレスデンのオーケストラを振るのも興味深いが、それ以上にモルクが特別出演しているのが斉諧生的には聴き逃せない。
モルクのブラームスはSIMAX(Virgin)にラーゲルスペッツ(P)とのCD(第1・2番)があった。そちらは彼のレコーディング・キャリアの初期、1988年の録音であったから、十数年を経ての再録音の成果に期待したい。
更にアンネ・ゾフィー・フォン・オッター(M-S)の歌唱でクララ・シューマンの歌曲3曲、P独奏でブラームス;2つのラプソディ op.79を収めている。
2005年5月、ドレスデン・ルカ教会での録音(協奏曲、Vcソナタ)。

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イッサーリスのブラームス新録音

スティーヴン・イッサーリス(Vc) スティーヴン・ハフ(P)
ブラームス;Vcソナタ第1・2番 ほか(Hyperion)
蒐集しているチェリストの一人、イッサーリスの新譜が出ていたので購入。
この人もブラームスは再録音で、旧盤は1984年録音、ピーター・エヴァンスの伴奏で、同じレーベルから出ていた。
フィルアップにドヴォルザーク;「森の静けさ」・ロンドスーク;バラード・セレナード
2005年5月、ブリストルのブランドン・ヒル、聖ジョージ教会での録音。

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2005年11月11日

クライツベルクのブルックナー

ヤコフ・クライツベルク(指揮) ウィーン響
ブルックナー;交響曲第7番(PentaTone)
8月にMDTのセールで、このレーベルを何点かオーダーした際、品切れだったブルックナーがアリアCDさんのセールで少し安くなっていたのでオーダーしたもの。
このところ度々来日して話題になっているクライツベルクは、1959年レニングラード(現・サンクトペテルブルク)生まれ、イリヤ・ムーシンに師事したあと、アメリカに渡ってバーンスタイン小澤征爾らの教えを受けたという。
ベルリン・コミッシェ・オーパー、ボーンマス響を経て、オランダ・フィルの音楽監督とウィーン響の首席客演指揮者を務めている。
2004年6月、ウィーン・コンツェルトハウスでのライヴ録音。使用楽譜(版)については明記されていない。
なお、この演奏会はフォルカーの部屋2004年6月(22日の項)にチラリと触れられている。
前プロのドヴォルザーク:チェロ協奏曲では、どうにももっさりした、キレに欠ける演奏に終始していたウィーン響が、ブルックナー冒頭部分では実に重厚で、それでいて暖かい"いい音"を出してくれたんですわ。
とのこと。

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宇野功芳「幻のコンサートみたび」

宇野功芳(指揮) アンサンブル・フィオレッティ ほか
「幻のコンサート みたび」(ART UNION)
アートユニオンから宇野師の新譜が出るというので、アリアCDさんにオーダーしていたもの。
2005年5月25日に府中の森芸術劇場ウィーン・ホールで録音されたもの。明記されてはいないが、ごく少数の聴衆を前にしたライヴ収録の筈である。
プログラムは、お馴染みの愛奏曲を基本としたもの。詳細はディスコグラフィ・アルバム編を御参照いただきたい。
ピアノは宮下恵美、曲によりフルートや打楽器が加わる。

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アンゲルブレシュトとクレスパンのモーツァルト

レジーヌ・クレスパン(Sop) デジレ・エミール・アンゲルブレシュト(指揮) ほか
「舞台生活30年」(仏discoreale、LP)
eBayにアンゲルブレシュトの未架蔵音源を含むLPが出品された。
これは聴き逃せないと入札、ドキドキしていたがあっさり競争相手無く落札できた(なぜだろう?)。
表題 "30 ans sur scène" のとおり、クレスパンの歌唱歴を回顧するようなLP3枚組で、音源はINAが提供しているようだ。
ブックレットは8頁、ほとんどは彼女の舞台姿の写真で構成されており、残念なことに音源のデータは明記されていない。
アンゲルブレシュトの指揮ではモーツァルト;「コジ・ファン・トゥッテ」から四重唱・五重唱・フィオルディリージのアリア同;「フィガロの結婚」から侯爵夫人のアリアが、LP片面弱に収められている。
音質は非常に優れており、歌手の声が実に生々しく捉えられている。ただ、管弦楽はかなり後ろに追いやられた感じ。咳や拍手も入っているので、ライヴ録音であろう。
その他では、クレンペラー(指揮)でベートーヴェン;「フィデリオ」クナッパーツブッシュ(指揮)でワーグナー;「パルジファル」マゼール(指揮)でR・シュトラウス;「薔薇の騎士」フルネ(指揮)でマスネ;「ウェルテル」などの、それぞれ一部が収録されている。
上記のように録音データは不明だが、セットとしての製作は1980年。

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2005年11月07日

コチシュほかによるP管五重奏

ガーボル・ディーネシュ(Ob) カールマン・ベルケシュ(Cl) ゾルタン・コチシュ(P) ほか
モーツァルト;P管楽五重奏曲 & ベートーヴェン;P管楽五重奏曲 ほか(QUINTANA)
コチシュの未架蔵盤、かつ好きなモーツァルトのK.452の録音が某オークションに出ていたので落札したもの。
いつもカプリングされるベートーヴェンの同編成曲に、そのP四重奏(Vn、Va、Vc)版(作曲者編)が収められているという、凝った企画である。後者ではアンドラーシュ・ケラー(Vn)ら、ケラー四重奏団のメンバーが共演している。
1989年、ブダペシュトのイタリアン・インスティチュートでの録音(Hungaroton原盤らしい)。

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2005年11月05日

フルネ、高関らのライヴ音源

ジャン・フルネ(指揮) 東京都響 ほか
ラヴェル;組曲「ダフニスとクロエ」第2番 ほか(アフィニス音楽文化財団)
「アフィニス・サウンドレポート No.30『特集 創立記念を迎える日本のオーケストラ』」
高関健(指揮) 群馬響 石井真木;交響詩「幻影と死」
飯守泰次郎(指揮) 東京シティ・フィル ベートーヴェン;交響曲第8番 (第1楽章)
沼尻竜典(指揮) オール・ジャパン・シンフォニー・オーケストラ 武満徹;「系図」
アフィニス文化財団より
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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注目! アニー・フィッシャーのモーツァルト

アニー・フィッシャー(P) エルヴィン・ルカーチ(指揮) ブダペシュト響
モーツァルト;P協第20・21番 ほか(Hungaroton)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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コチシュのバルトーク(第6集)

ゾルタン・コチシュ(P)
バルトーク;P作品集 vol.6(Philips)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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2005年11月04日

カエターニとメルボルン響

オレグ・カエターニ(指揮) メルボルン響
ショスタコーヴィッチ;交響曲第11番「1905年」 ほか(ABC)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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トルトゥリエ指揮フランス小曲集

ヤン・パスカル・トルトゥリエ(指揮) BBCフィル
「フレンチ・ボンボン」(CHANDOS)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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若き日のコチシュ、ベートーヴェンを弾く

ゾルタン・コチシュ(P) エルヴィン・ルカーチ(指揮) ブダペシュト響
ベートーヴェン;P協第4番 ほか(FIDELIO)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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2005年11月03日

Mr.Sのベートーヴェン新録

スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ(指揮) ザールブリュッケン放送響
ベートーヴェン;交響曲第2・3番(OEHMS)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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アンゲルブレシュトのドビュッシー(新覆刻)

デジレ・エミール・アンゲルブレシュト(指揮) フランス国立放送管 ほか
ドビュッシー;夜想曲・牧神の午後への前奏曲・スコットランド風行進曲(グリーンドア)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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モルク、ジンマンの三重協

ギル・シャハム(Vn) トルルス・モルク(Vc) イェヒム・ブロンフマン(P) デヴィッド・ジンマン(指揮) チューリヒ・トーンハレ管 ほか
ベートーヴェン;三重協・七重奏曲(ARTE NOVA)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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ボベスコのサロン・コンサート

ローラ・ボベスコ(Vn) 岡田美智子(P)
サロン・コンサート(グリーンドア)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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2005年11月02日

津留崎直紀のバッハ無伴奏全曲

津留崎直紀(Vc)
バッハ;無伴奏Vc組曲(全曲)(LIVE NOTES)
(申し訳ありませんが、本文は後ほど掲載します。)

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2005年11月01日

シェリングのヘンデル(初CD化)

ヘンリク・シェリング(Vn) ユゲット・ドレフュス(Cem)
ヘンデル;Vnソナタ全集 ほか(DGG)
タワーレコードの企画による世界初CD化、「『バイオリン教則大全集』(LP)に含まれていた秘蔵音源の登場」とのこと。
シェリングの晩年、1981年11月にパリ・エヴァンゲリック教会で録音されたもので、旧全集に従って第1~6番とされる作品1-3、10、12、13、14、15を収録。
また、コレッリ;ラ・フォリアをカプリング。
いずれもシェリングの芸術を満喫できそうな曲種ゆえ、大いに期待したい。

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シューベルトとシンディング

ダニエル・レーン(Vn) ミラーナ・チェルニャフスカ(P)
シューベルト;幻想曲 & シンディング;組曲 ほか(CLAVES)
音盤屋の新譜棚を眺めていたら、「超絶技巧Vn曲集」と書かれた帯が目について、手に取ってみた。
なるほどパガニーニ;ネル・コウ・ピウ変奏曲ワックスマン;カルメン幻想曲といった曲が含まれているが、そのほかはポンセ;エストレリータフォスター;金髪のジェニー(以上ハイフェッツ編)など、ちょっと惹句と違う趣の作品である。
中でも標記2作品は、愛惜佳曲書掲載の、できる限り聴いておきたい曲ゆえ、購入してみた。
ヴァイオリニストは1979年生れ、フルトヴェングラー時代のベルリン・フィルシュミット・イッセルシュテットが創設した時の北ドイツ放送響のコンサートマスターとして知られたエーリヒ・レーンの孫に当たるそうな。
アンドレアス・レーンアナ・チュマチェンコに学び、既にメータムーティマゼールサロネンら錚々たる指揮者と共演を重ねているとのこと。
また彼の演奏を聴いたリッチが「シェリングとハイフェッツを思い出させる」と評したという。
2002年3・9・11月、バイエルン放送局第2スタジオで録音された。

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ズーコフスキー(Vn)のバッハ覆刻

ポール・ズーコフスキー(Vn)
バッハ;無伴奏Vnソナタとパルティータ(全曲)(CP2)
現代音楽演奏の名手として知られたズーコフスキーのバッハは、LPでは米VANGUARDから発売されていたのだが(架蔵済み)、なぜかパガニーニ;奇想曲と違ってCD化されず、ファンを嘆かせてきた。
今回、本当によくお世話になっているT.S.さんの10月19日付け「編集日録」で覆刻情報を教えていただき、Musical ObservationsのWebpageからオーダーしたもの。
1971~72年にニューヨークのヴァンガード・スタジオで収録された音源を、演奏者の監修のもと、リミックスしマスターを作成して、2005年にCD化したという。
支払いはPayPal、送料ともで37.48ドル(約4,500円)であった。

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モルク(Vc)のバッハ;無伴奏

トルルス・モルク(Vc)
バッハ;無伴奏Vc組曲(全曲)(Virgin)
夏頃だったか、録音情報に接して以来、鶴首待望していたモルクのバッハが店頭に並んだという情報を得た。
偶々今日は所用あってほぼ定時に退勤したので、用事の帰りに音盤屋へ立ち寄り、目出度く落手したもの。
使用楽器は愛用のドメニコ・モンタニャーナ(1723年製)、2005年7月オスロのリクス教会での録音。

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ラ・ヴォーチェ・オルフィカのモンテヴェルディ

濱田芳通(指揮) ラ・ヴォーチェ・オルフィカ ほか
モンテヴェルディ;聖母マリアの夕べの祈り(C & B)
Webをうろうろしていたら、ラ・ヴォーチェ・オルフィカの公式Webpageに行き当たった。
まさに「犬も歩けば」そのもので、愛惜してやまない作品「聖母マリアの夕べの祈り」の録音をリリースするというではないか! しかもWebでは先行発売しているとのこと。
直ちにメールで問い合わせ、発送していただいたもの(送金は折り返し郵便振替)。
独唱には野々下由香里(Sop)ら、器楽は濱田氏自身(コルネットほか)や石川かおり(Gamb)、西山まりえ(Cem)、矢野薫(Org)らの面々。
録音は2005年1月、富士見市民文化会館キラリ☆ふじみにて。
それに先行して行われたコンサートのレビューが、SEEDS ON WHITESNOWに掲載されている。拝読するに、大いに期待できそうなので嬉しい。

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