音盤狂日録

« スピヴァコフのバルトーク | メイン | アマディンダ・パーカッション・グループ »

2004年09月02日

ヘレヴェッヘのブルックナー

フィリップ・ヘレヴェッヘ(指揮) シャンゼリゼ管

ブルックナー；交響曲第7番(HMF)

意外な人がブルックナーを録音した。

ピリオド・アプローチのブルックナーがどう響くのか、和声の透明感や対位法の表出という点では寧ろ期待できるのではないか…と思い、購入。

弦楽器の編成は初演(1881年)当時のゲヴァントハウス管(12-10-8-8-6)を参考にすべき旨、指揮者がライナーノートで述べているが、ブックレットに記載されたメンバー表では、13-12-10-9-7となっている。

管楽器は、Fl・Fg・Hrn・Trpが1880～90年頃に製作されたもの、Ob・Cl・Trbはコピー。ワグナーチューバとバスチューバは1940～70年頃の楽器になってしまったが、19世紀末の楽器と調和した響きになっているとのことである。

2004年4月、ユトレヒトでの録音。ノヴァーク版による。

なお、このところ愛読させていただいているTags of edmundさんに、いち早く試聴記が掲載されていた。

やはり「その響きの透明感は、過去にまったく耳にしたことのないものです。」とのこと、楽しみである。

 

投稿者 seikaisei : 2004年09月02日 19:24

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://202.212.99.225/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/68

このリストは、次のエントリーを参照しています: ヘレヴェッヘのブルックナー:

» ブルックナー：交響曲第7番／ヘレヴェッヘ指揮 from Tags of edmund
ブルックナーの演奏において、たびたび言われるのが、恣意的なテンポやダイナミクスの操作を行わないこと、過剰なドラマ性を持ち込まないこと、素朴で愚直であることなどと... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年09月05日 10:20

» ヘレヴェッヘによるブルックナー交響曲第７番 from ベリサリウス研究日誌
ついにピリオド楽器でブルックナーの交響曲第７番が出る。 かつて彼はロイヤルフランダースフィルと ブルックナーの交響曲第９番を日本で演奏したことがあり、 ま... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年09月05日 13:21

» ブルックナー：交響曲第7番／ヘレヴェッヘ指揮 from 六国峠@ドクター円海山の音楽診療室
ブルックナー：交響曲第7番／ヘレヴェッヘ指揮 こちらも目の毒なチョイスを・・・・・(ﾉ∀`) 意外なところで意外な人が録音しております。 海の家＠... [続きを読む]

トラックバック時刻: 2004年09月06日 02:55

コメント

投稿者 Bryan Drake : 2005年12月05日 10:56

コメントしてください