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2005年11月26日

桐山建志さんの演奏会

いつもCDで聴いている桐山建志さん(Cem)が京都でコンサートを開かれるというので参じる。
最近、バッハのCDで共演されている大塚直哉さん(Cem)と御一緒。大塚さんの楽器は50鍵ほどのヴァージナルである。
会場は京都南郊・伏見桃山の住宅地にあるラ・ネージュというスペース。
サロンというか小ぶりの画廊のような場所で、椅子を並べて30脚ほど。上階へ吹き抜けになっている部分もあって、ピリオド楽器には適度な空間か。
 
今日の曲目は、前半がイギリス・バロック、後半がバッハ。
当時流行した『ディヴィジョン・ヴァイオリン』なる曲集から民間歌謡に主題を採った変奏曲や(ショップ;涙のパヴァーヌグリーンスリーヴズなど)、有名なパーセルの弟ダニエル・パーセル;シャコンヌ & ソナタ第6番といったあたりも佳かったが、ひときわ瞠目したのがマシュー・ロック;組曲 ホ短調
解説された大塚さんも「我々の間でも凄い曲、という評判で」とおっしゃっていたが、充実した書法や深い歌、終曲ジーグ(Jigg)の大胆な音遣いなど、感嘆三嘆。
 
後半のバッハは無伴奏Vnソナタ第2番ソナタ ホ短調 BWV1023
無伴奏曲の前半は、なぜか名手桐山さんにしては不安定な演奏だったが、アンダンテあたりから調子が上がり、終曲では快速テンポの流れに圧倒された。
ホ短調ソナタは、いきなりヴァイオリンがカデンツァふうにアルペジオを上下するという破格の曲であるが、比較的小規模な曲ゆえ、正直、もう1曲しっかり聴いてみたい…と思った。
アンコールはホールの名前に因み、何かの歌と「雪やこんこん」に基づく即興(?)演奏。
桐山さんのお話からすると、会場入り後に準備されたようだ(笑)。
 
終演後に飲み物も出て「どうぞお話を」ということだったが、常連さんが多いらしく、ちょっと話の輪に入りづらかったので、そのまま失礼してしまった。
 
今日の収穫は桐山さんの温かい音色を至近距離から拝聴できたこと。
またいつか、渾身・会心のバッハを聴いてみたい。

投稿者 seikaisei : 2005年11月26日 22:30

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