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2005年06月17日

アンゲルブレシュトの「ペレアス」新音源

シュザンヌ・ダンコ(Sop) デジレ・エミール・アンゲルブレシュト(指揮) ほか
ドビュッシー;歌劇「ペレアスとメリザンド」(抜粋) ほか(INA)
アンゲルブレシュトの新しい音源、しかもダンコとカミーユ・モラーヌ(Br)の「ペレアス」抜粋が出るというので、国内の音盤屋に並ぶまではとても待てないとfnacにオーダーしたもの。
1952年4月29日、シャンゼリゼ劇場での録音で、オーケストラはフランス国立放送管。
当日は、この傑作の初演50周年に当たり、フランス国立放送による演奏会形式の公演が準備されたが、「ライバルのメリザンド歌手がめぐらした陰謀の結果として」聴衆なしで演奏されることになったものだという。
とはいえ、ダンコはアンゲルブレシュトの指揮を愛し、その不愉快な記憶よりも素晴らしい音楽の思い出を終生、大切にしたとのことである。
第2幕第1場・第3幕第1場・第4幕第4場から総計33分ほどが収録されている。
音質は極めて優秀、ちょっと声をクローズアップしすぎで管弦楽が遠くなっているのが残念だ。
また、もし全曲の録音が残っているのであれば、ぜひ全曲盤をリリースしてもらいたいと願う。
カプリングはダリウス・ミヨー(指揮) ローマ・イタリア国立放送響とのサティ;ソクラテス(1954年4月5日))とシャルル・ミュンシュ(指揮) フランス国立放送管とのラヴェル;シェヘラザード(1950年7月24日)。

投稿者 seikaisei : 2005年06月17日 21:49

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