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2005年06月05日

京都フィロムジカ管のトゥビン

京都フィロムジカ管弦楽団の第17回定期演奏会@京都府長岡京記念文化会館を聴きに行く。
指揮は遠藤浩史公式Webpageもある。
 
今日の曲目は、
マスネ;管弦楽組曲第3番「劇的風景」
ワーグナー;ジークフリート牧歌
トゥビン;交響曲第4番「抒情」
というもの。
目的はもちろん、珍しい北欧作品、トゥビン。ちょうど10年前の6月5日に父ヤルヴィ大阪フィルで日本初演して以来、本邦再演ということになるのだそうである。
このオーケストラを前に聴いたのは、たしか一昨年の6月。
そのときはニルセン;交響曲第3番「ひろがり」だったから、いつも珍しい曲を取り上げていただいてお世話になっているわけだ。
 
そのトゥビンは、期待にそぐわぬ、いやそれ以上に素晴らしい出来。
↓のヴォルメル盤で聴いたときには、わりとサラサラしたリリカルな曲という印象を持ったのだが、今日の実演に接してイメージが一変した。
これほど熱いものを閉じこめた曲であったとは…!
プログラムに、この曲を提案した団員の方が曲目解説を執筆しておられたが、その文章も実に熱い。
特に第2楽章の緊迫感や第4楽章の「人類の未来への希望」(プログラムより)を託した輝かしさには、深く心を打たれた。
なお、指揮者のWebpageにも、この曲への思い入れが吐露されている。
 
隔年で(?)北欧の佳曲を演奏してくださっている団体なので、いつかステーンハンマル;交響曲第2番を聴かせていただけることを念願したい。
 
1曲目のマスネも分厚い響きが立派。
シェイクスピアの戯曲の場面をイメージして書かれた曲だそうだが、『オセロー』の「デスデモーナの眠り」に基づく第2楽章「メロドラマ」が美しく、印象に残った。
 
弦の美しかったワーグナーは、Hrnが少し不安定だったのが残念。

投稿者 seikaisei : 2005年06月05日 22:22

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