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2005年05月13日

オッテルローの幻想(旧盤)

ヴィレム・ファン・オッテルロー(指揮) ベルリン・フィル
ベルリオーズ;幻想交響曲 ほか(Philips)
オッテルローの名を世界の好楽家に知らしめたのが、1951年6月のベルリンで録音された当盤。
フィリップス(というか米EPIC)が「レーディアル・サウンド」(Radial Sound、「放射的音響」?)というキャッチ・コピーで売り出した、LP初期のリリースである。
日本でも「録音の優秀なことでは群を抜くレコード(略)従来レコードでほとんど充分に再現されなかった分野が活き活きと出ている」と録音が評価されるとともに、
彼の気違いじみた表現により全楽章を通じて不気味なほどはげしく激動するマニアックな感情を聴くと、これこそアヘンに酔いしびれた悪夢の幕切れにふさわしい音楽だという気がする」と、オッテルローの解釈が評判になったりしたそうだ。
既にステレオ再録音(ハーグ・フィル)は架蔵しているが、やはりこちらも聴いてみたいと思い、某オークションで落札したもの。
同時期に録音されたワーグナー;ジークフリート牧歌をフィルアップ。
なお、当CDの発売時にClassical CD  Information & Reviewsにレビューが掲載されている。

投稿者 seikaisei : 2005年05月13日 23:07

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