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2004年08月16日

マルケヴィッチのヴェルディ;レクイエム

イーゴリ・マルケヴィッチ(指揮) フランス国立放送管 ほか
ヴェルディ;レクイエム & ムソルグスキー(ラヴェル編);展覧会の絵(TAHRA)
マルケヴィッチ得意のレパートリーをCD2枚組に収めている。
ヴェルディは1953年4月30日、シャンゼリゼ劇場でのライヴ録音。
以前、怪しげなレーベルから出たことがあったように記憶している(入手せず)。今回はTAHRAからの発売ということで、もしかしたら放送局の正規音源からCD化されたのかと思ったが、そういう表記はなかった。
年代相応の音質で、ときどき低域のハム・ノイズが入り、強奏は盛大に歪む。オン・マイクの収録らしく、独唱の声はリアルに録れているが、楽器や独唱・合唱のバランスが何やらよくわからない(苦笑)。
ムソルグスキーはベルリン・フィルとの演奏、1953年1月31日ベルリンでのスタジオ録音。
こちらの音質は随分ましで、いくぶんのノイズや歪みを免れていないとはいえ、音に力があり、オン・マイクなりに自然な遠近感がついている。
演奏自体は両曲とも力のこもったもので、ファンにとっては貴重なリリースだ。
 

投稿者 seikaisei : 2004年08月16日 21:11

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